小学生の親「子供が勉強できるようになる方法、頭がいい子の育て方を知りたい。勉強ができる子の親はどのように子供にかかわっているのか?」
この記事では、↑こんな疑問に答えます。
この記事の内容
・頭がいい子=自分の頭で考える子を育てる10のことば
・勉強ができる子の親は子供から教わっている?!
頭がいい子っていろんな定義がありますよね。
成績が良い、勉強ができるだけではなくて、気が利く子、心がしっかりしている子、優しい子なども含みます。
いろんな意味で子供たちにはバランスよく頭のいい子になってほしいものですね。
頭がいい子=自分の頭で考える子として、育てる立場のかかわり方をアドバイスしてくれる良書を最近読みましたのでシェアしたいと思います。
10のことばというマジックワードが出てきます。すぐに実践できますよ。
親の普段の姿勢でおすすめの「子供からの教わり方」もご紹介します。
親が子どもの力を引き出す力を実感していただければ幸いです。
頭がいい子=自分の頭で考える子を育てる10のことば
ご紹介したいのは、石田勝紀さんの【 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード 】という本です。
たしかに、同じ学校、同じ塾に通っていても、同じ高校大学に行けるわけではありません。
差があるのが普通です。
でも、優秀なお子さんがどうしているのか、学ぶことにはとても価値がありますよね。
この本の中では、家庭や職場で人を育てるときに、どう声掛けをしたら自分の頭で考える子、人になるのかということを紹介しています。
10のマジックワードを投げかけることで、『 自分の頭で考える力』 を引き上げること
ができるというのです。
詳しくはもちろん本を読んでほしいですが、その10のマジックワードを以下ご紹介します。
「自分の頭で考える子」に変わる10のことば
本の中では、以下の言葉をかけることによって、それぞれの力がつくと紹介されています。
『 自分の頭で考える力』 を引き上げる10のマジックワード
1 「 なぜだろう?」( 原因分析力)
2 「 どう思う?」( 自己表現力)
3 「 どうしたらいい?」( 問題解決力)
4 「 要するに?」( 抽象化思考力)
5 「 たとえば、どういうこと?」( 具体化思考力)
6 「 楽しむには?」( 積極思考力)
7 「 何のため?」( 目的意識力)
8 「 そもそも、 どういうこと?」( 原点回帰力)
9 「 もし ~ どうする( どうなる)?」( 仮説構築力)
10 「 本当だろうか?」( 問題意識力)
親が子どもの話をしっかり聞くことが前提なんですが、さらに掘り下げて広げてあげることが大事だというのがよくわかりますよね。
著者はいきなり全部会話の中に持ち込むのではなく、最初に3つくらいから試してみることをすすめています。
お子さんの話の内容やお子さんの年齢、成熟度に合わせて取り入れていけるといいですよね。
東大生に共通する3つのこと
同じ本の中で、東大生に共通する3つのことも紹介されています。
東大生に共通する3つのこと
1 ボキャブラリーが豊富
2 集中して人の話を聞く
3 自らの意見を必ず語る
子どもの頃の読書習慣の重要性はよく耳にしますが、やはり、
言葉が豊富であることが理解力の基本
になるんだなと感じます。
子どもが集中して話を聞けるようになると、
授業の理解や定着も時間をかけずに深めること
ができますよね。効率よく勉強できます。インプット力がつきます。
大事だなと思ったのは、3つめの自分の意見を語るところで、
インプットしたことについて自分なりにアウトプットする習慣
がついているのがわかりますよね。
言葉も知識も自分のものになっているということです。
自分の習ったことをお友達に教えてあげることがもっとも自分の身につく、
ということをよくききます。
友達との勉強の教えあいっこを授業に取り入れている学校もあります。
それとおなじなんでしょうね。
子どもをできるだけこういう状態に持っていくことを目指すのが、大事だとよくわかりました。
なお、東大生の小学校時代についてはこちらの記事でも書いています。↓
勉強ができる子の親は子供から教わっている?!
先ほどの10のマジックワードを見ていただいてお気づきかと思いますが、
自分の頭で考える子を育てる言葉は、
すべて、子どもに考えさせたことをアウトプットさせるための言葉
なんですよね。
いいかえると、勉強ができる子の親は、常に子供の考えたこと、知っていることを
子供から教えてもらう姿勢があるんだなということがわかります。
子どもが学んだことを親に教えてくれるように頼む
子どもが学校で学んだことを親に教えてくれるように頼むのはとても良い方法です。
全授業をありありと再現してもらうのはさすがに大変ですが(苦笑)、
一番面白かったこと、一番難しかったことなどをピックアップしてきいてみる
のはどうでしょうか。
そのときに、先に挙げた10のマジックワードをうまくつかうといいですね。
上手に説明できれば、よくわかっているということです。うん、お母さんもお父さんも勉強になったよありがとう、といえますね。
うまく言葉が出てこなければ、十分わかってなかったということなので、しっかり復習に取り入れていきましょう。
また、賢い子は授業だけでなく、生活のあらゆる場面から自分に必要なことを吸収していきます。そういう様子もしっかり見守ってあげるようにしましょう。
親は子どもをよく観察して必要なフォローや働きかけを考える
子どもは得意なこと、好きなことは進んでやりますし、嫌なこと、難しいことはしたがりません。大人もそうですけどね。
なので、とにかく親は子供をよく見る、観察するのが大事なんですね。
子どもに合う方法を考える。一般的に小1ならできるよね、ではなくて、目の前のお子さんにできることを考えるということです。
子供さんの得意なこと、好きなことを上手に伸ばしつつ、
嫌なこと、難しいことはスモールステップで、できるだけやることのハードルを下げてあげる工夫をするのがいいんですね。
小1の子に勉強させるのに、タイマーを使って、3分勉強させて5分休憩させるとかの工夫をきいたことがありますが、
たしかに、1分とか3分だけならいやでも勉強できるかもしれませんよね。
なお、スモールステップで勉強できるおすすめの家庭学習についてはこちらの記事でも書いています。↓
勉強が苦手な子ども向け小学生中学生通信教育ランキング!8教材比較!
通信教育すららは最短ルートで苦手を克服!難易度調整で勉強苦手な子の学力アップ!
勉強できない子どものサポートについてはこちらでまとめています。↓
【小学生勉強しない】できない子どもは親サポートで勉強方法と学習習慣を身に着ける
いきなり“大人になる”ことを期待しない
私も経験ありますが、とにかく
長子、第1子には気づかないうちに親は期待しすぎてしまいます。
そしてなんどもがっかりしてしまう。ひどいときは、できてないことを子供を批難して叱ってしまう。
大人に話すように話しても伝わらないこと多いんですよね。
子どもの目線で理解できる言葉を使い、一緒に汗をかかないとダメなんです。
小学生なんて、まだ地球に来て10年くらいなんです。
やっと言葉や常識が困らない程度に身についてきた程度なんですよね。
おおらかに接してナンボだと思います。
なお、子どもの理解力についてはこちらの記事でも書いています。↓
まとめ:親子の会話が子どもの力を引き出す
親が子どもにうまく質問を投げかけることで、子どもの考える力を養う会話ができます。
子どもは考える子になり、授業を吸収しやすくなり、勉強も効率的にできていきます。
もっというと、授業だけでなく、生活全般からいろんなことを考える人に育っていきます。
親子の会話を大切にしたいですね。