小学生の保護者
「小学生の子供が勉強しないし、テストや通知表の成績もよくない。
勉強できない子に親は何をしてやればよいのか知りたい。」
小学生のお子さんの家庭学習について、お悩みのお母様も多いと思います。
宿題もろくにやらずにテストの点も悪いということもあれば、
宿題しかやらないテストの点はいいが学習習慣がいまひとつついていないということもあるでしょう。
有名な通信教材をつかってみても、長続きしなかったというのもよくある話ですね。
中学受験をしない場合、普通の公立中に進学予定なら、小学生の家庭学習というのは何をどこまでするのがよいのでしょうか。
中学校で困らないための、小学校時代の家庭学習のあり方について考えてみました。
自主学習できない
どうしても自主学習ノートが苦手なお子さんには、親がやることを設定してやり、
手を動かすことを中心にできるだけ短時間で終わる方法を考えてあげるのがお勧めです。
- 自主学習できない場合はまずは学校の指示をよく確認する
- 自主学習を早く終わらせる方法はできるだけ習慣化する
- 自主学習何をすればいいか、子どもにやることを絞って提案する
学校からの指示としては、自主学習ノートにやることの例としてはこのようなものがあります。
学校で習ったことの復習
・漢字
・算数(計算や図形、文章問題)
・英語(アルファベット単語の練習)
自主学習の宿題を早く終わらせるには、できるだけ習慣化するのが大事です。
学校から帰った後の行動時間割ルーティンのタイムスケジュールをおおまかにでもつくっておきましょう。
おすすめは、計算と英語と漢字です。
自主学習についてはこちらのページで詳しく書いています。↓
自学すぐ終わるには何をする?自主学習できない小学生早く終わらせる方法
宿題や家庭学習に時間がかかりすぎる
・小学生 効率の良い勉強法①宿題はタイマーで集中!
・小学生 効率の良い勉強法②予習→授業→復習→テスト対策のサイクル
家で宿題をやるなら、お子さんの個性や宿題の内容に合わせて、
数分から30分くらいの感覚でタイマーをセットし、時間内に宿題を終わらせる努力をする
というのがおすすめです。
毎日軽い予習、しっかりした授業理解、軽い復習をくりかえしつつ、
テストの前日だけでもできれば数日前からはテスト勉強をすると、よいですね。
予習といっても簡単でいいと思います。
国語だったら、習う範囲の音読や漢字練習、
理科社会英語はやはり教科書の音読、
算数だったら、基礎問題の解き方をざっとみておく、ちょっとやってみる、
程度。
詳しくはこちらの記事で書いています。↓
小学生に効率の良い勉強法は?宿題や家庭学習に時間がかかりすぎる!
勉強しない子ども放置するとどうなる?
わたしの見聞きする範囲では、
勉強をしない子をすっかりほっておいて状況がよくなったことはあんまり聞きません。
まず、子供が勉強をしない主な理由には以下のようなものがあります。
勉強をしない理由
- 反抗期。無気力。自分に自信がない。
- 学校の授業についていけない。
- 勉強する意味が分からない。
- 勉強できる環境が整っていない。勉強を教えてくれる人がいない。
- テスト勉強が嫌。やってもできない。
お子さんに合う方法が見つかるまで、親があきらめないのが大事です。
理由1;反抗期。無気力。自分に自信がない。
対処法
①子どもの身の回りをきちんと世話する。心を満たす。生活習慣を整える。
②子どもの顔を立てる。否定しない。
③できなかったことを責めず、できたことは当たり前のことでもほめる。
④勉強しなさい、を別の言い方で言う。
理由2;学校の授業についていけない
対処法
⑤親が学校の先生を信頼して、子供の生活指導や勉強方法などを教えを乞う
⑥子どもが学校で習ったことを家で話をさせる。
理由3;勉強する意味が分からない
対処法
⑦勉強のメリットを理解させる。
理由4;勉強できる環境が整っていない。勉強を教えてくれる人がいない
対処法
⑧勉強に必要なものをそろえ、環境を整える。
⑨塾、家庭教師、通信教育などを利用する。
理由5;テスト勉強が嫌。やってもできない
対処法
⑩勉強のやり方を教える。
⑪勉強内容や時間を具体的に伝えてやらせる。
⑫子どもの現在の実力、学力を把握する。必要なところまでさかのぼってできるところから学習を始める。
詳しくはこちらの記事で書いています。↓
勉強しない子ども放置するとどうなる?小学生中学生の勉強嫌い対処法12選
【勉強できない】10の理由と対処法を徹底解説!子供の勉強の悩み解決方法
勉強できる子の親はどうしてる?
ご紹介したいのは、石田勝紀さんの【 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード 】という本です。
本の中では、以下の言葉をかけることによって、それぞれの力がつくと紹介されています。
『 自分の頭で考える力』 を引き上げる10のマジックワード
1 「 なぜだろう?」( 原因分析力)
2 「 どう思う?」( 自己表現力)
3 「 どうしたらいい?」( 問題解決力)
4 「 要するに?」( 抽象化思考力)
5 「 たとえば、どういうこと?」( 具体化思考力)
6 「 楽しむには?」( 積極思考力)
7 「 何のため?」( 目的意識力)
8 「 そもそも、 どういうこと?」( 原点回帰力)
9 「 もし ~ どうする( どうなる)?」( 仮説構築力)
10 「 本当だろうか?」( 問題意識力)
詳しくはこちらの記事で書いています。↓
小学生勉強できる子の親はどうしてる?頭がいい子の育て方かかわり方
嫌がる子に効率の良い勉強法
子どものやる気を出す方法のヒントを9つ挙げてみました。参考になれば幸いです。
全部の方法が合うお子さんはいないかもですが、1つ2つでも合うものがあれば試してみてください。
子供のやる気を引き出す方法9選
- 方法1:子どもの興味あることに親も関心を示す
- 方法2:最初のハードルを低くする
- 方法3:できたことに注目する
- 方法4:勉強した結果よいことがあると思わせる
- 方法5:リビングで勉強する
- 方法6:親も一緒に勉強する
- 方法7:段取り表、タイムスケジュールを作る
- 方法8:ゲーム感覚で競争させる
- 方法9:勉強の計画と記録を付ける
詳しくはこちらの記事で書いています。↓
小学生勉強やる気を出す方法9選!嫌がる子に効率の良い勉強法と教え方
小学校カラーテスト平均点以上は安心?
小学校カラーテスト平均点より間違った内容に注目するのがおすすめです。
- 小学校テストで平均点を取っていても安心ではない
- カラーテスト小学校ではできているところをまずほめる
- 小学校のテストは100点を常に目指す
- 間違えたところは親の出番
- 小学校の担任にテストの予告を頼む
- 小学生カラーテスト8割とれてないときは学び残しをチェック
テストが帰ってきたら以下の部分をチェックしてみましょう。↓
- 理由をきかれているのに、記述式で「~だから。」と答えられているか。
- カタカナの記号をひらがなで答えていないか。
- 計算ミス、記入ミス、誤字脱字など…。
- そのほか応用的な問題を解く力がついているかどうか。
そのうえで次のテスト対策としては以下の内容を実行します。↓
- 解きなおしをさせる。
- 計算ミスが多いなら計算練習をがんばってみる。
- 問題の読み込みが甘いならドリルや問題集で演習を増やしてみる。
テストの予告を先生に頼むのも有効です。
詳しくは以下の記事で書いています。↓
小学校カラーテスト平均点以上は安心?100点が当たり前って本当?
勉強できない子供の特徴
小学校時代から勉強ができない理由は、あきらかに発達障害、知的障害、学習障害がある場合もあれば、子供が勉強できないということに保護者が気づいていない、気にしていないなどの家庭環境など、さまざまだと思います。
小学校時代は勉強にこだわらずにのびのびさせる方針であったり、自分でやる気を出すのを待つ方針であったり、という保護者の方もいます。
小学校、中学校、高校とどの時点で気づいても親ができることはありますので、子どもさんに合う勉強法の情報をしっかり探してみてほしいです。
中学に向けて小学生に学習習慣を付ける
小学生の勉強方法学習習慣付ける中学に向けてということですが、わたしの経験でシンプルで効果のあったものをご紹介したいと思います。
小学校に入ったら、何年生でもよいです。毎年、家庭訪問や個人懇談で担任の先生とお話しする機会があったら、
「先生、テストをするときはできるだけ予告をしてください」とお願いしておくのです。
「親子でテスト勉強をしますから、前日でもよいので、予告をお願いします」と伝えておきます。
先生にもよりますが、たいていの先生は、できる範囲で予告をしてくれます。もちろんお願いしなくても予告してくれる先生もいらっしゃいますが。
そして、テストの予告をしていただくと何が良いかというと、子供が家に帰って「明日テストがあるって先生がいってた」などと親にいってくれるのです。
そうしたら、親としては当たり前のように「そう。じゃあ、テスト勉強しなきゃね」といいます。
宿題以外で、テストという目標に向かって勉強するという習慣がそこで生まれるのです。
最初は形だけでもよいのです。どんなに自信がある場合でも、ちょっとでも教科書を見て、ノートを見ておく、教科書準拠のワークドリルなどでテストに出そうなところをちょっとやっておく。
そのちょっとやっておいたことが、テストで効果があると実感できてくると、子供もだんだんテスト勉強がうまくなっていきますし、授業のききかたも変わってきます。
小学生勉強子どもを家庭教育で母親がサポート
中学に入ると、定期テストに向けての提出物(ワーク、ノートづくりなど)をやる作業とテスト勉強がワンセットになって、それを中間期末ごとに繰り返すスタイルになっていきます。
「テストの前にはそのための勉強をする」ということが習慣化されていると、中学に入ってもスムーズに勉強に取り組んでいけます。
特に、小学校時代にテスト勉強として、テストに出るとわかっているところ(授業をきちんときいている)を自分なりに頭に入れる作業というのがやり方がわかっていると、中学に入ってすぐに成績に反映されてきます。
小学校時代に勉強しないでよい点をとれていたお子さんで、中学に入って勉強の内容が難しくなった途端に成績が悪くなったような場合は、学習習慣がついていなかったり、勉強の仕方が身についていなかった、基礎的な部分をかなり忘れてしまっているなどが考えられます。
小学校時代の母親のサポートとしては、「テスト勉強しましょう」といって、勉強できる家庭学習教材をそろえておいてあげることと、教科書の音読をきいてあげたり、重要事項をお子さんにいわせるなどの暗記の手伝いをしたりなどを習慣化しておくといいと思います。
小学生勉強しない学力成績アップする通信教材
勉強がかなり遅れてしまって授業についていけていないなどの場合、どこから手を付けていいかわからないこともありますよね。
こういう場合のお子さんに向く家庭学習教材として、わたしが最近注目しているのはすららというデジタル教材です。
無学年制のインターネット通信教育すららタブレットやパソコンで学習できるもので、無学年制で、自分の能力に合ったところから勉強できます。。
学年を超えてさかのぼったり、逆に先取り学習もできるのです。なので、得意教科はどんどん先取りしておいて自信をつけるのもよいですね。
すららは学習面のお子さんの弱みを自動的に見つけ出してくれるので、究極の個別指導塾といってもいいでしょう。
すららについてはこちらの記事でも詳しく書いています。↓
通信教育すららは最短ルートで苦手を克服!難易度調整で勉強苦手な子の学力アップ!
勉強が苦手な子ども向け小学生中学生通信教育ランキング!8教材比較!
すららは公式サイトから無料体験できるので、お試しになってみてください。
↓
まとめ:親のサポートできる部分は大きい
小学校の間早くからテスト勉強をする習慣をつけておくと中学に入ってから楽だと思います。
親のサポートの影響は大きいです。
勉強が遅れているお子さん向けには家庭教材としてすららというデジタル教材のよいものが出ています。おすすめです。