小学生の保護者「小学生の自宅学習のやり方を知りたい。学習習慣をつけるために低学年・中学年・高学年のそれぞれ小学校学年別の対策は?」
この記事では、↑こんな疑問に答えます。
この記事の内容
・小学生自宅学習のやり方~やる気アップと学習習慣の付け方
・小学校低学年・中学年・高学年の自宅学習!学年別対策
わたしの娘二人は公立小学校から公立中学にすすみました。
中学受験はしていませんが、それぞれ高校大学で希望の進路に進んでいます。
小学生に塾なしで家庭学習させるのって、親が案外大変ですよね?
娘二人が小学生時代、わたしも同じでした。いろいろ回り道もありました。
二人の子育てを通して失敗もありましたが、むだなこともはっきりしました。
一方で、小学校時代の自宅学習で大事にしなくてはいけない点も見えてきました。
そこで、今回は、
小学生の自宅学習のやり方で大事なポイントを優先順位をはっきりつけて、
わかりやすく解説しようと思います。
対策については、優先順位をはっきりさせて実行していくことで、
無理なく無駄なく小学生のお子さんの自宅学習をすすめられること
が実感していただけると思います。
お子さんが中学に進んだ時に困らない学力と学習習慣をつけておくため、小学校時代の過ごし方を有効に使いましょう。
小学生自宅学習のやり方~やる気アップと学習習慣の付け方
小学校時代の自宅学習のやり方で大事なポイントは、
- やる気の出る親子の会話
- 学習習慣がつく教材選び
- 単元や学期まとめのテスト勉強
の3点だと思います。
以下、解説します。
やる気の出る親子の会話
やる気を出す即効性のある方法ってないと思うのですが、やる気の種まきはしておくことが可能です。
親子の会話の中で、お子さんの成長に合わせて話をしてあげられるといいですね。
勉強した結果の明るい未来を想像させる会話を大切に
お子さんが小学生になったら、折に触れて、
勉強した結果の明るい未来を想像させる会話
を大切にしてあげてください。
「勉強ができるようになると、学校が楽しくなるよ。」
という親から子へのメッセージは一番大切だと思います。
勉強ができると学校が楽しくなる理由としては以下のことが挙げられます。
以上のようなことを、お子さんの年齢や個性に合わせて、
親御さんの体験も交えながら、よくお話ししてあげることが大切です。
とはいっても、勉強のやる気スイッチはなかなか入らないものです。
ちょっとした声掛けのコツを以下ご紹介します。
普段のやる気アップの親の声かけ
勉強のやる気スイッチという大げさなものは残念ながら見つからないのが普通ではないでしょうか。
ただ、勉強するための最初のステップを促す声掛けはできると思います。
コツは、勉強した後のお楽しみ(ご褒美)を、お子さんに想像させることです。
「今日の勉強が終わったらゆっくりゲームで遊べるね。」
「勉強を1時間で終わらせたら寝るまで2時間好きに過ごせるね。」
↑こんな感じがお勧めです。
よくある当たり前の声掛けのようですが、案外これが難しいのです。
わたしがそうでした。
でも、いろいろ声掛けして失敗しながら、一番効果があるのはお金やモノのご褒美ではないとわかりました。
子どもが自由に使える時間こそが最大のご褒美
であると実感しています。
次女が高校生の今でもこの声掛けは活用しています。おすすめです。
スモールステップでやる気の出るパターンづくり
スモールステップで気づいたら自宅学習が終わってたというパターンに持ち込むのが一番いいです。
やる気の出るパターンというより、やる気の必要ないパターンといったほうがいいかもしれません。
考えるまでもなく、すぐ行動できるスモールステップにしてあげるのがいいです。勉強へのハードルを下げてあげてください。
↑これならまだ勉強していませんから、子どもにもすぐできます。
まずはこれだけでもほめます。
「はい、もってきたね、えらいね」
「スイッチ入れてログインした?はい、いいですねえ」
細かいことですが、ほんとうに当たり前のことができたら、ちゃんと受け止めて言葉にしてあげましょう。
次は、1問だけやらせる。
やったらほめる。
という感じです。
低学年なら最初は嫌がったらほんとうに1問でやめてもいいんです。
翌日2問、その翌日3問にしていけばいい。
だんだん時間や問題数を増やしていくのがいいと思います。
タイマーで時間を測って勉強するのもよいですね。
勉強時間を記録するのもとても良い方法です。
大げさなやる気は長続きしません。
毎日たんたんと積み上げることを親は意識してください。
学習習慣がつく学力アップ家庭用教材を選ぶ
自宅学習では、宿題のほか、短時間でもできるだけ毎日家庭教材に触れる習慣を作る必要があります。
宿題をさせるだけでも案外大変だと感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
わたしもそうでした。
でも、1日15分ならなんとか時間は作れるのではないかと思います。
生活時間を見直して、自宅学習に使える時間を見つけてください。
そして、1日15分勉強すると、力がついていく教材を使うのがよいと思います。
おすすめは
無学年制のインターネット通信教育すららです。
すららは短い時間で学習できる小さな学習ユニットに勉強内容が細分化されているのが特徴。
特に、国数英の積み上げて学力をつける学習には最適です。
公式サイトから無料体験できるのでぜひお試しください。
すらら 公式サイトすららの利用は、お子さんが中学校でも困らないヌケモレのない学習内容の習得を可能にします。
すららについてはこちらの記事でも詳しく書いています。
担任の先生にテストの予告を頼み親子でテスト勉強する。
1教科につき、それぞれの学期内で数回カラーテストがあるのが普通ですよね。
単元ごとのテストと、学期のまとめテストがあって、カラーテスト、業者テストなどと呼ばれます。
毎年、学年の初めの個人懇談などで、
保護者から担任の先生にできるだけテストの予告してくださるように頼んでおく
といいですよ。
そして、先生がテストの予告をしてくれたら、テスト前日だけでも普段の勉強とは別に、親子でテスト勉強するのがおすすめです。
テストの成績が上がるだけでなく、中学でのテスト勉強の練習になるんですね。
算数は教科書対応表があるので、すららだけでテスト対策可能。
国語などほかの教科は教科書準拠のテスト対策をやっておきたいなら教科書ワークを使用するのがおすすめです。
ただし、あくまでテストの前に類似問題を見ておくのが目的なので、教科書ワークがすべて終わらなくても気にしなくてよいと思います。
教科書ワークはテスト対策に前日に利用する教材としてはちょっと量が多く、
ちょっと難易度が高い印象はありますが、類似教材の中では一番使いやすいと思います。
個々のお子さんの学力に合わせたカリキュラムで勉強できるすらら
は普段の学習用にして、
あくまで教科書にそった内容の教科書ワークはテスト前に問題になれておく目的
と割り切る使い方がいいと思います。
小学校低学年・中学年・高学年の自宅学習!学年別対策
低学年中学年高学年の自宅学習で学年別対策のポイントは以下の通りです。
- 小1小2 低学年 無理せず勉強に慣れること。基本習得に時間かける
- 小3小4 中学年 四則計算 漢字をしっかり。習慣付けを大事に。
- 小5小6 高学年 問題演習量増やすことを意識。中学校に向けて小学校の総復習
以下解説します。
低学年 無理せず勉強に慣れること。基本習得に時間かける
小1小2の低学年は、元気なように見えて学校に行って帰ってくるだけでも疲れていることも多いのではないでしょうか。
宿題をやるのでせいいっぱいなケースもしばしばです。
以下の優先順位ですすめるのがおすすめです。
低学年家庭学習の優先順位
①宿題をやる。
②できるだけ毎日家庭教材をやる。時間にはこだわらず数分でも「やったこと」にする。
これを目安にして、テスト勉強はできるときだけやる程度でもいいでしょう。
毎日家で机に向かう学習習慣があって、規則正しい生活ができていれば十分です。
中学年 四則計算 漢字をしっかり。習慣付けを大事に。
小3小4になってくると心身がしっかり育ってきて学校生活にも慣れ余裕が出てくる時期です。テストを受ける時の完成度に注意させるように仕向けていけるといいですね。
中学年家庭学習の優先順位
①宿題をやる。
②基本毎日家庭教材を15分以上やる。
③テストの予告があったら、親と一緒にテスト勉強をする。
小1小2の基本的な学力がついてないと、中学年以降に習うことの理解や問題を解く処理力が遅れ、テストでケアレスミスにつながりやすいものです。
かけ算の九九はもちろん、案外10、20までの足し算引き算が時間がかかるような怪しい子も多いようです。
四則計算や漢字をしっかりやります。先取りよりは、学び残しのないように注意して、普段の家庭学習をしっかりすすめましょう。
基本的な力に問題なければ、得意科目は先取りして伸ばしておくと後が楽です。
学校教材や教科書ワークなどをつかって、テスト対策をすることを習慣づけていきましょう。
できれば、英検にもチャレンジしてみるといいですね。
高学年 問題演習量増やすことを意識。中学校に向けて小学校の総復習
小5小6になると中学入学準備を意識するといいですね。
高学年家庭学習の優先順位
①宿題をやる。ていねいに書く、余分にやる、工夫するなど、提出物の完成度を高めることを意識させる。
②基本毎日家庭教材を30分以上やる。
③単元が終わりそうなときやまとめの時期が来たら、テスト勉強をする。
宿題をただやるのではなく、完成度を高めることを意識させてみましょう。
中学での内申点対策につながっていきます。
小4までの学びに基づいて、小5小6では発展的な内容を学びます。
それまで学んだことの復習と、今習っていることの問題演習の量を増やすことを意識してください。
学習できる時間そのものを増やすことも大事になってきます。
テストでしっかり点をとることを意識させます。
教科書ワークなどをつかって、テスト対策もすこし時間をかけるようにして、できるだけ多くの問題に触れるようにしていくといいですね。
小学生の勉強法についてはこちらの記事でも書いています。↓
できるだけ、小6までに英検5級以上をとっておくとよいです。本人の自信になり、英語の予習になるし、中学英語のスタートをスムーズにします。
先ほどご紹介した家庭教材のすららでは、英検対策もできます。
英検についてはこちらの記事でも書いています。↓
まとめ:勉強した結果の明るい未来を想像させる
小学生のお子さんはどうしても目先の楽しい遊びに気を取られ、勉強した結果の自分へのメリットが想像しづらいものです。
お子さんの年齢に合わせて、だんだんに理解させてあげましょう。
それと同時に、スモールステップで、だんだん学習習慣を親がうまくかかわってつけてあげるのがお勧めです。
学習習慣を付けやすいのは短時間の学習ユニットを積み上げて学習できるすららです。