小5勉強の仕方がわからない?5年生の学習内容と自主学習方法&反抗期対策

娘が二人とも公立トップ高校に進みましたが、小学校5学年のころの通知表の成績はそれぞれタイプが違いました。

東大に行った長女は主要4教科はすべて5でしたが、現在高校生の次女は4教科のうち5が2つ、4が2つでした。次女もテストではそれなりに点が取れていたので、宿題の評価や授業態度などかなり厳しく見る担任の先生だったのだと思います。

子どもと先生の相性もよい成績には大事だったりします。大人にかわいがられる子は得をしますね。

思春期、反抗期に差し掛かる年ごろなので、勉強の心配ばかりもしてられないのですが、目前に控えた中学入学に向けて、中学受験しないお子さんもできるだけ上位層を目指すのが大事になってきます。親が学習内容をある程度把握し、関心を持っておくことがよい結果に結びつきます。

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目次

小5学習内容・勉強方法は教科ごとにポイントを押さえよう

小5国語学習内容と勉強方法

小5国語学習内容

5年生では、193個の漢字を学びます。

枕草子、徒然草、平家物語、竹取物語などの古文にふれます。冒頭の文章など暗記するまでよく音読するといいですね。

漢文で孔子を勉強することもあります。

雨ニモマケズ、注文の多い料理店などの近代文学にも触れたりします。

文法では、敬語や新聞、議論、スピーチなどについても学ぶことがあります。

読解力や書く力も求められます。

日頃から、漢字や音読の宿題は丁寧にしておくことと、教科書準拠のテキストでのテスト対策や、読解力を深める家庭用教材などで演習量を増やしておくなど対策が必要です。

小5算数学習内容と勉強方法

小学校5年生の算数は、整数、分数の計算、合同な図形、多角形などを主に学習します。おおよそ以下のような流れです。

小5算数学習内容

1学期 整数と小数 小数のかけ算わり算 体積 図形の角
2学期 合同な図形 整数の性質 分数のたし算とひき算 四角形と三角形の面積 正多角形と円
3学期  数量の関係の調べ方 平均 単位量あたりの大きさ 角柱と円柱
割合 帯グラフと円グラフ 分数と整数のかけ算・わり算

4年生までに習った基本をもとに、より難易度の高い内容になっていますね。

計算練習を毎日少しでもしっかりやるとともに、よくつまづく部分では、4年生までの内容で復習も必要になります。

低学年の足し算引き算でも苦手を残したままになっていることもありますので、間違いパターンをよく見てあげるのが大事です。

文章題など、文やグラフから読み取って理解する国語力も大事になってきます。演習量を増やす必要があるでしょう。

小5理科学習内容と勉強方法

小5理科学習内容

小5の理科は、植物の仕組み、天気気象、水中の生物、顕微鏡の使い方、水の働き、ものの溶け方、ふりこ、電流などを習います。

中学でも習うことの基礎になりますので、しっかり学習しておくと、中学でかなり楽になります。

項目が多岐にわたるので、あまりあれこれテキストに手を出す必要はないですが、宿題と、家庭用教材を1つ2つでテスト勉強をしっかりやって、きっちり点をとることは意識した方がいいです。

また、夏休みの自由研究などのネタにもなりますので、興味を持ったものは新聞や本、テレビ番組、博物館、水族館などで知識や経験を広げておくのもとてもよいと思います。

小5社会学習内容と勉強方法

小学校社会5学年で習うのは、以下のような項目です。

小5社会学習内容

日本と世界の国土、地図の緯線と経線・図法、さまざまな土地の人々の生活、食料生産、水産業、工業、貿易、生活と環境、メディアと情報など。

日本の工業地帯や農業の特徴などについては、中学での学習にも直結するので、しっかり覚えておくのがいいです。都道府県の名称や地図の読み方も、高校受験、大学受験にまで役に立ちます。

宿題のほか、家庭用教材をつかってテスト対策をし、きっちり点をとることが大事になってきます。

社会の学習を通して夏休みの自由研究の材料を集めるのもいいですね。

小5英語学習内容と勉強方法

英語は以下のような流れで学ぶことになります。

小5英語学習内容

アルファベットの習得
自己紹介
行事誕生日
学校生活
できること
行ってみたい国
位置と場所
料理値段
あこがれの人

アルファベットと、基本的な自己紹介、日常会話などが身につくといいです。学校の宿題を大切にして、きちんと覚えていきましょう。

英検の勉強や、中学英語の先取りを始めても役に立つと思います。

小5の勉強量 勉強時間

小学校5年生の勉強量は学年×15分で計算すると、75分ということになります。少し多く見て1時間半くらいを目安にしてもいいですね。

宿題をやる時間も長くなっているでしょうが、テスト勉強や、苦手克服のための家庭学習も組み込む必要があります。

まだ学習の自立は難しい年ごろだと思いますし、高学年はぐんと学習内容が難しくなっている時期なので、できるだけ親がかかわってあげて、子供の学習状況をみてあげるのがいいと思います。

通知表やテストの点で、子供の習熟状況はある程度わかると思います。

折に触れ、懇談の際や、必要ならときどき担任の先生に電話などで問い合わせや相談をして、学習アドバイスを具体的にもらうのをおすすめします。

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小5で勉強できない悩みは中学入学を意識して対処

小5の学習内容を見てもわかるとおり、高学年はぐんと勉強量が増えて内容も難しくなりますので、勉強ができない、ついていけないと感じるお子さんも増えてきます。

親が危機感をもって早めに対処することが必要

勉強嫌い、勉強しない、勉強できない悩みになってくるわけです。勉強といわれるだけでイライラするお子さんも多いでしょうね。

低学年からの学習習慣と、学習内容の習熟ができているかどうかで、高学年の学習状況は変わってくると思います。

5年生で学習内容が定着してない、学習習慣がついてないということであれば、できれば中学入学までには苦手をある程度克服して、学習習慣もつけられるといいですね。

カチママ
カチママ

中学入学まであまり時間がないので、親が危機感をもって早めに対処することが必要です。まだ間に合います。

また、普段の宿題やテスト勉強では、なかなかしないようであれば、できれば親が見守ってあげて、勉強に付き合ってあげるのも大事です。

もう高学年ですが、まだ小学生。うちは高校生の娘の勉強にもいまだにつきあっていますので、ほんとうにできるまで気長につきあうのが大事と思います。

おすすめの通信教育

子どもはできることは楽しんでやりますので、できるところから勉強をスタートする家庭学習教材選びが大事になってきます。

カチママ
カチママ

わたしはよくすららというインターネットの通信教育をおすすめしています。

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すららは毎日わずかの時間でも勉強できること、学習のヌケモレをチェックして必要なところから学習をスタートできることが、特に学習が遅れているお子さんには向いています

また、親が勉強につききりにならなくても、楽に見守れるシステムになっていることなどが、良い点です。

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小5男子女子の反抗期は子供の顔を立てつつ親子の会話を

小5は思春期にもさしかかり、友達関係のトラブルや、友達がいないこと、ゲームばかりになったり、さまざまなことにやる気を失ったりと、本人や家族が悩むことも増えてくる年ごろだと思います。

反抗期の特徴

子どもが言うことをきかないことも増えて反抗期の悩みもありますよね。

男子は暴言や暴力が目立つ傾向があります。

女子は父親への反発や、だらしない生活態度などが目立つようです。

勉強もしたがらず、スマホやゲーム依存、好ましくない人間関係への依存などもみられることがあります。

クラスのお友達の状況などはよく見聞きして、学年が変わるクラス替えのタイミングで同じクラスになりたい、なりたくないなどの親の希望を担任にしっかり伝えるのも一つの方法です。

カチママ
カチママ

中学受験をするお友達との差に気づいてあせったり、勉強についていけない自分への怒りが反抗期のきっかけになることもあるでしょう。

自己肯定感を上げるということを意識して言葉をかけてあげるのがいいですね。

反抗期に親のできる対処法

中学、高校、大学、就職と、自分の進路について、家族の会話の中で意識させていき、将来の見通しをある程度立てられるようにしてあげるといいですね。


高校や大学のHPを親子で見るようなこともたまにはしてみたり、近くなら文化祭などをのぞくのもいいですね。進路に興味を持たせましょう。

親は期待しすぎず、細かいことをいわず、おしつけがましく指示をせず、人と比べないで、当たり前のことでも子どもをほめて認めてあげるのが大事だと思います。

カチママ
カチママ

勉強もお手伝いも親子関係もうんとハードルを低くして受け入れてあげるのがポイントです。

甘えと自立心で本人もイライラをどうしていいかわからない年ごろでもあるので、親が受け止めてあげることが必要ですね。

また、親だけで解決しようとしないことも大事です。

学校や習い事の先生などにもアドバイスをいただいたり、お子さんへの働き掛けを協力してもらったりなど、いろんな大人が関わって育ててあげるのも必要と思います。

まとめ:できることを増やして自信をつけさせる

子どもはできることは楽しいですし、自分に自信もついて自己肯定感が高まります。

勉強でもなんでもできることから取り組ませて、できたことは当たり前のことでも親がほめてあげることが必要です。

特に勉強や友達関係などで難しい年ごろに差し掛かり子供にストレスがあることを理解してあげて、家庭を居心地よくしてあげることが一番の勉強の環境づくりと思います。

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この記事を書いた人

・大学生、社会人の二人の子を持つ母。子供たちは東大、旧帝大へ現役合格。
・家庭教師、通信高校サポート校の個人指導の経験あり。
・小学生中学生向け通信教育紹介や家庭学習法について発信しています。

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