中学受験しない小学生の保護者「中学受験しない場合の自宅学習、勉強方法はどうする?高校受験に向けて小学生のうちにしておくことは?」
この記事では、↑こんな疑問に答えます。
この記事の内容
・中学受験しない子の自宅学習!高校受験で小学生のうちにしておくこと
・東大生が小学生時代に身に着けて高校受験で役に立ったこと
・【番外編】小学生時代やっておいてよかったこと勉強以外
わたしは、現在公立高校生と国立大学生の二人の娘の母親です。
うちの長女は中受しないで、公立小、公立中、公立高校から東京大学文系にすすみました。
通っていた地元の公立小学校にはきっちり基礎学力を鍛えてもらったので、とても感謝しているといいます。
今となって思うのは、
小学校をうまく活用して中学でしっかり学べるベースをつくったのがよかった
ということです。
そこで、今回は、中学受験をしない小学生が、
高校受験に向けてやっておくといい自宅学習、勉強方法のポイントや、
中受しなかった東大生が小学生時代にやっておいてよかったこと
について知っていただこうと思います。
本当に小学校時代に学力の基礎をしっかり作っておくことが、
公立中学からの高校受験、大学受験に大きく影響していくこと
を実感できるはずです。
また、
小学校の間は塾なしでも十分に難関高校にチャレンジできる力がつく最新の通信教育
についても知っていただければ幸いです。
中学受験しない子の自宅学習!高校受験で小学生のうちにしておくこと
中学受験しないで公立中学から高校受験を目指す小学生のお子さんのために、親御さんが気を付けてあげるといいポイントは以下の通りです。
- 一番やるべき教科は国語、算数、英語
- 学習習慣の付け方はスモールステップで!勉強時間は学年×15分
- 低学年では子どもに合う方法を辛抱強く探す
- 高学年では確実に100点をきっちりとる
- 忙しくても親が子どもの自宅学習に付き合う
以下、解説していきます。
一番やるべき教科は国語、算数、英語
小学校で習うことはすべて全力で取り組むことが大切ですが、
学習として家で特に力をいれるなら、国語、算数、英語がおすすめです。
特にこの3教科は積み上げていく学力なので、
小学校時代に取りこぼしやヌケモレなくコツコツ家庭学習し、
得意なものは学年を超えて先取りして力を付けておくといいでしょう。
先取り学習はうちの娘には英語以外はしませんでしたが、算数や国語、英語などは子供に向いて入れば、ある程度先取りしておいて損することはありません。
学習習慣の付け方はスモールステップで!勉強時間は学年×15分
小学生の場合、学年×15分~が家庭学習時間の目安といわれています。
学習習慣がついていない場合は、1日5分10分から始めても大丈夫。
宿題を効率よく終わらせて、宿題以外の家庭学習をする時間を毎日少しでも作っていきましょう。
低学年では子どもに合う方法を辛抱強く探す
低学年の頃はとにかく疲れやすくあきっぽいのが普通です。
短い時間で区切ってなんとか宿題をさせるのが精いっぱいでも当たり前なので、子どもをよくみて子供に合う方法をいろいろ探しましょう。
高学年では確実に100点をきっちりとる
高学年になると、中学でトップの成績をとることを念頭に、基礎学力の定着に力を入れるのが大切です。
確実にカラーテストや小テストで100点をきっちりとるということを目指して意識させます。
問題の中で理由をきかれたら「~だから」で答えるとか、問題の読み方も気を付けるようにさせましょう。
忙しくても親が子どもの自宅学習に付き合う
口先だけで子供に勉強させようとするのはなかなか難しいものですし、市販教材のワークを買ってきて○付けなどに付き合うのも大変です。
先取りだと習ってないことの説明も親がすることになり、なかなか実行が難しいものです。
子供の観察と勉強のサポートを同時にできる学習ツールを活用するのがおすすめです。
スマホで学習状況を把握でき、
子どもに接する方法のプロのアドバイスがあり、
学習の指導も○付けもしてくれる
無学年制のインターネット通信教育すららをわたしはおすすめします。
すららについては、こちらの記事でも詳しく書いています。↓
東大生が小学生時代に身に着けて高校受験で役に立ったこと
公立中学のトップ層は高校で進学校に行き、
大学受験で、中学受験組とはりあうことになります。
公立中学で基礎をきっちり身に着ければ、
進学校の高校で大学受験の力をつけることも可能です。
むりして小学校から中学受験の子と同じことをする必要はありません。
中受なし公立高出身の現役東大生の娘に、小学校時代に身に着けておいて高校受験に役立ったことをきいてみました。↓
高校受験に役立つ小学生時代に身に着けること
・字をきれいに丁寧に書く。
・地図をよく見る。都道府県覚える。
・ローマ字を完璧に。
・正確な計算力。
・漢字をマスター。
・図書館に行きまくる。
・英検にチャレンジする。
・学習習慣をつける。宿題+自宅学習。
・授業、テストに真剣に取り組む。先生を尊敬し、学校が楽しいと思えるようにする。
以上の項目について、以下、解説します。
✔字をきれいに丁寧に書く。
うちの子は小1くらいから書道を習わせていました。
毛筆中心ですが、小学生の最初の頃は硬筆もずいぶん先生が見てくださって、それがよかったのか、小学生から今に至るまで、字はきれいな方だと思います。
せっかく書いた答案も汚い字で誤読減点されては、中学の内申や高校入試でも不利になります。
娘も字がきれいなのはとても大事だといっています。
特に書道を習っていなくても、小学校のドリルやノートで丁寧に書く習慣ができていれば字のきれいな子はいます。
正しく丁寧に書く訓練は低学年から心がけるのがいいですね。
✔地図をよく見る。都道府県覚える。
我が家はトイレやお風呂場に日本地図や世界地図を貼っていましたので、これはよかったと娘がいっていました。
また、小学校の高学年で、都道府県と県庁所在地をきっちりおぼえさせる指導に力をいれてくださったので、これもよかったそうです。
社会の学習にはダイレクトに役立ちますし、社会人としても必要な基礎知識ですよね。
✔ローマ字を完璧に。
アルファベットとローマ字は小学校の間にマスターしておく必要があります。
案外ローマ字は小学校で学ぶ期間は少ないので、家庭で意識的に定着させるのがお勧めです。英語を学ぶ基礎になります。
✔正確な計算力。
娘の小学校では、計算力アップにも力をいれて、タイムトライアルで計算プリントを大量にやらせていたので、計算の遅い娘はよく居残りさせられていました。
結果、計算はたいして早くはなりませんでしたが、量をこなすことで、計算力がある程度ついて、中学以降の数学にはとても役に立ちました。
✔漢字をマスター。
娘は漢字が好きだったので、得意でもあり、漢字のドリルやノート書きもあまり苦にならなかったようです。
特に先取りしたり漢検を受けたりはしませんでしたが、学年で教わる漢字をきっちりマスターできていたことは、基礎学力としてとても大事でした。
✔図書室に行きまくる。
小学校と中学校には割と充実した図書室があり、小学生中学生の頃の読書量はかなりなものだったと思います。
小学校の時に図書室で読んだ源氏物語が、古文で役に立ったといっていました。
✔英検にチャレンジする。
これは親主導で、英検4級を小6でとらせました。家庭学習のみです。中学の英語の予習のつもりで取り組みました。
英語学習の最初のハードルを下げるのには役に立ちました。
※その後はそんなには英語を得意にはならずに残念です。素人の親が我流で英語を教えるのは限界があると知りました…
自宅学習で英検にチャレンジする記事はこちらです。↓
✔学習習慣をつける。宿題+自宅学習。
宿題をベースにして、テスト勉強をプラスアルファの自宅学習としてやっていました。
うちの子に使用していたのは文理の教科書ワークという市販教材ですが、○付けを親がやっていたのもあって、テスト前にかるく範囲を流す程度にしかできませんでした。
ほんとうは、親の負担がなくて、計画的に学力をつける自宅学習に取り組めていたらもっとよかったと、ここは反省しています。
いまなら、上でもご紹介した
無学年制のインターネット通信教育すららというよい通信教材があります。
これを取り入れると親も子も楽に学習習慣をつけられると思います。
✔授業、テストに真剣に取り組む。
授業、テストに真剣に取り組む姿勢を小学生の間に身に着けるのはとても大事だと思います。
先生を尊敬し、学校が楽しいと思えるようにするには、勉強に遅れずついていって、できればよい成績をキープするのが大事です。子供の自信になりますし、学びも深まります。
【番外編】小学生時代やっておいてよかったこと勉強以外
東大生の長女が小学校時代に勉強以外でやっていて、意外とのちに役立ったこともあります。
小学生時代やっておいてよかったこと勉強以外
・時代劇を見る。韓国ドラマ。
・習い事。ピアノ合唱。尊敬できる面白い大人に出会う。本番に強くなる。度胸がつく。
・夏休みに絵や工作、自由研究など工夫してじっくりとりくむことをする。
以下、上記項目について解説します。↓
✔時代劇を見る。
娘は小学校時代母親の私とテレビでよく時代劇を見ました。
わたしたちがはまっていたのは韓国ドラマの時代劇で、けっこういろいろな種類をみました。
趣味が高じて韓国の歴史についての軽い読み物や小説、時代を解説してくれるドラマのガイドブックまで買いました。
高校受験の時に志望校が例年韓国朝鮮史を歴史の問題で出すことが多かったということで、意外と受験にとても役に立ったと娘が言っていました。
大河ドラマとか日本の時代劇も見ていたら、日本史も得意になったかも…
歴史に興味を持つのに時代劇はよい入り口だと思います。
✔習い事。
ピアノや合唱、書道を習い事でさせていました。
尊敬できる面白い大人である先生方に出会うのは良い経験だったと娘もいっています。
また、本番に強くなる、度胸がつくなどの良い面もあったようです。
中学の副教科対策にもよかったと思います。
東大生の小学生時代の習い事
体育が苦手だったので、余力があればスポーツも何かさせておくとよかったかとは思います。
東大生の小学生時代の習い事は、公文や進研ゼミ、ピアノバイオリン、水泳などをよく耳にします。
うちはできませんでしたが、スポーツの経験もしておけるといいでしょうね。
学校以外に居場所を作り、親以外に話せる大人を作っておくという意味では子供の興味のある習い事は何でも値打ちがあると思います。
✔夏休みに絵や工作、自由研究など。
夏休みに絵や工作、自由研究など工夫してじっくりとりくむことをする経験は、手先をしっかりつかって、いろいろ考えてまとめる経験になったと思います。
家庭科や図工、理科社会などの中学での学習にも役に立つ経験になったと思います。
まとめ:小学校で習うことを活用!短時間から家庭学習習慣をつける
小学校で習うことを親も大切に受け取って、子供が習っていることをある程度把握しておくのはとても大事です。
小学生の間に身に着けておいてほしいことを親が意識しておいて、時には親子の話題にしながら、協力してあげるといいですね。
中学受験しないからと言って、いきなり長時間の家庭学習は無理なので、よい家庭教材を使って、短時間から取り組めるように習慣づけていきましょう。
おすすめの通信教育はすららです。