中学生本人 1年2年3年「公立中学で、学年トップになれる定期テスト、実力テストの勉強法を知りたい。中間期末で450点、できれば475点以上とりたい。」
中学生の保護者「公立中学生の子供が、学年1位の成績をとるために親ができるフォローや手伝い方を知りたい。」
この記事では、↑こんな疑問に答えます。
この記事の内容
【前編 この記事】
・公立中学で学年トップになる9つの秘訣!定期テストで450点以上とる勉強法
【後編 こちらの記事】
・中学生が中間期末で学年1位の成績をとるために親ができること9つ
・中間期末定期テストだけでなく実力テストや模試でもトップを目指すには
わたしは、現在公立高校生と国立大学生の二人の娘の母親です。
子どもたちは公立の小学校中学校から公立高校に進学しました。
中学時代は子供にしっかり勉強させ、
学年トップ層の成績をキープするのにずいぶん気をもんだ経験
があります。
今となって思うのは、中学生の子ども自身が自分でできること、親が手伝って伸びることの両方があったということです。
そこで、今回は学年トップの成績をとるために
中学生本人と親ができること
をそれぞれわかりやすく解説しようと思います。
対策については、実際に我が家で経験したことや
育児の中でわたしが学んだことなので、
1つでも実行していただければ、
成績を伸ばせることが実感できるはずです。
定期試験で英数国理社の5教科500点満点で450点以上、できれば480点以上とりたい中学生本人や保護者の方はぜひお読みください。
後編では、実力テストや模試についても触れています。
自宅学習でできることと、市販教材、塾や通信教育の使いどころ
などを知っていただければ幸いです。
公立中学で学年トップになる9つの秘訣!定期テストで450点以上とる勉強法
以下は我が家の経験からおすすめしたい9つの秘訣、トップになるための実行項目です。
実際にはうちの娘たちはすべて完全にできていたとは言えないのですが、
できるだけこの状態を目指すことで、
ある程度よい成績をキープし、志望高校に合格することもできました。
難関高校への挑戦についてはこちらの記事にも書いています。↓
では以下、公立中学で学年トップになる9つの秘訣をそれぞれ解説します。
①いままでの学習内容のヌケモレ、苦手なことなどを洗い出し、計画的に復習する対策を考える。
小学校、中学校で受けたテストが残っていれば、
それを見直してみたり、今持っている教科書の目次を見てみてください。
苦手なところをピックアップしてみたりしてざっと自分で苦手なものをできれば書き出してみるというのはやってみるといいと思います。
自分だけでは難しい作業なので、保護者の方にも一緒に見てもらって気づきを共有するといいですね。
・全般にケアレスミスが多い。
・記述問題がめんどうくさい、苦手。
・字が汚い。
・誤字脱字が多い。
・計算が苦手。加減乗除について特にいつごろから苦手になったのかを振り返るのが重要。
・漢字が苦手。
・暗記が苦手。
など、各科目の中でも、自分の苦手の内容や傾向がおおまかにつかめると、いいと思います。
ヌケモレ苦手の洗い出しができたら、それに対して何をしていくかを親子で考えましょう。特に国数英が大事です。
・字の練習をかねて、漢字練習に毎日取り組む。
・つまづいた学年にさかのぼって計算練習をする。かけ算九九を覚えなおす。
・アルファベット、単語を覚えなおす。教科書を音読する。
など、対策を考えて、日々の学習に組み込んでいきましょう。
ヌケモレチェックや苦手克服のための
個別カリキュラムを組んでくれる通信教育
として、最近ではすららというオンライン教育サービスが注目されていますので、
すららを利用するのもよい方法だと思います。
すらら 公式サイトまずは苦手ヌケモレを埋めて、基礎学力面で成績上位者に追いつくことが大事です。
②学年の最初に5教科それぞれの先生に1年間の定期テスト範囲を確認する。
娘の利用した学習塾の先生に教えていただいた方法で、
実際に実行している人は少ないのでおすすめの方法があります。
実際実行している子は、ぐんと成績を伸ばしていると塾でうかがいました。
それは、
中学校の学年の定期テストの前に、
5教科それぞれの先生に個別に質問に行って、
その学年の1年間のおおまかな定期テスト計画をきいてしまう
ということです。
考えてみれば、先生はそれぞれ年間の指導計画を立てているはずなので、おおまかには定期テストの範囲も学年初めには決まっているはずなんですよね。
中学校の当時の娘の担任の先生にも確認しましたが、
授業で全員に定期テストの年間の範囲を伝えることはできないとのこと。
ただ、個別に質問に行けば、別に悪いことでもないので、どの先生でも基本的にわかっているテスト範囲を教えてくれると思うとのことでした。
娘はチキンハートなのか、面倒だったのか、
自分でそれを聞きに行くことはしなかったのです。
成績悪くはなかったけれども1位をキープすることはできていなかったと思う
(順位の出ない中学校なので正確にはわからないのですが)
ので、本気で1位を狙う子にはぜひ実行してほしいと思います。
早めに試験勉強の計画を立てることができるようになりますので!
③1つの定期テストが終わったその日から次の定期テスト対策を始める。
テスト前勉強をいつからやるかというのはいろいろ意見があると思いますが、
本気でトップをねらうなら、
1つの定期テストが終わったらすぐに
次の定期テストをにらんで計画を立て実行しましょう。
②の1年間の定期テスト範囲を確認することを実行していたら、
おおまかには次にすべきことがわかっているはずなので、すぐに動き出せるはずです。
④授業をしっかり聞いて積極的に参加しわからないところはその日のうちに質問する。
自分の授業の聴き方、授業への参加の仕方を一度客観的に見直してみましょう。
授業ノートを取る時に板書のほかに、先生の話したことを漫画の吹き出しのようにして書き込んでおくと、後で思い出しやすいですし、提出があるのならばノートの内容評価がアップします。
先生は「テストに出るよ」「ここが大事」などいってくれている
はずなので、聞き逃さないようにしましょう。
手を挙げて発言したり、グループの話し合いや作業に積極的に協力しましょう。
わからないことがあれば、お友達や先生にその日のうちに質問して解決していきましょう。わからないままにするのはとても危険です。
また、授業をしっかりきくことで、先生の傾向もしっかりつかんで、出題傾向をある程度は予想するようにしましょう。
先生の問題の癖や出し方を学年の最初のほうの定期テストでつかんで、学年後半の定期テストに生かしましょう。
⑤宿題はできるだけ学校の休み時間に終わらせる。
放課後は部活や習い事、もしくは塾などで、宿題をしている時間はあまりないと思います。
自分なりにテスト勉強をする時間を作るために、学校の休み時間で、できるだけ宿題、課題、提出物はすすめておいてできれば終わらせてしまいましょう。
⑥教科書、授業ノート、プリント、学校のワークは完全に頭に入れる。
試験範囲の教科書、授業ノート、プリント、学校のワークは完全に頭に入れる必要があります。
学校のワークを繰り返しやりたいときは、書き込む前にすべてコピーしておいて、繰り返しやるのも効果的です。
教科書や地図、資料集、プリントなどは繰り返し音読して覚えましょう。
漢字の書き取りや、数学の問題演習もしっかり時間をとって身に着けていきましょう。
⑦市販テキスト、通信教育や塾の教材などで、ワーク以外の問題にもふれておく。
⑥の実行だけでよい成績をとる子もいますが、すこし応用的な問題を出す先生も多いです。
高校受験に向けて問題演習で力をつけるためにも、学校のワーク以外の問題集というのは何かしらやったほうがいいと思います。
市販教材でもいいですし、塾を利用されているならその教材でもよいですね。
先ほど紹介したすららなら、
範囲を指定することで定期テストの模擬試験を自動的に作ってくれる
のでそれをやるのもいいと思います。
すららについてはこちらの記事でも詳しく書いています。↓
⑧学習計画や学習内容・時間の記録をスケジュール帳につける。
計画を立てるのも大事ですが、それ以上に、勉強したことや、勉強した時間をノートやスケジュール帳に記録するのが、やる気維持にとても効果があります。
スタディプランナーという有名なノートが人気がありますが、
似た製品もほかにいくつか出ています。
大学ノートに自作してもいいと思います。
ぜひやってみてください。
⑨タイマーで集中力アップ!ポモドーロテクニックなど。
最初は5分でも10分でもいいので、キッチンタイマーなどで時間をはかって、その間集中して勉強するというのはおすすめです。
このワーク1ページを15分でやるぞ、などと、自分で目安をきめて、
実際に時間を区切るのです。
なぜか、タイマーをかけると、集中できると思います。
最近は、ポモドーロタイマー、ポモドーロテクニックなどといって、25分作業(勉強)して5分休む(水分を取り、瞑想して休むなど)というのが集中しやすい時間の区切り方といわれています。
わたしもブログを書くときに、このポモドーロテクニックを使い、
例えば、下のユーチューブ動画などを利用して、
25分+5分のペースを守っているのですが、集中しやすいです。
ぜひ試してみてください。
中学生が、中間期末でトップ層にまで成績アップするために親のできることもあります。
中学生が中間期末で学年1位の成績をとるために親ができること9つ
①成績に一喜一憂しない。
②友達やきょうだいと比較しない。
③日ごろの授業について親が関心を持ち家庭の話題にする。
④家庭学習で○付けや時事問題の予想、暗記の手伝いなどをする。
⑤副教科の実技の練習や作品作りも関心を持ち必要なら手伝う。
⑥コピーのできるプリンター複合機を用意する。
⑦文房具は多めに買い置きする。
⑧子どもの衣食住をととのえ安心できる家庭環境で規則正しい生活をさせる。
⑨テスト対策の市販教材を入手もしくは、必要なら通信教育や塾の利用を検討する。
以下詳しくは【後編】に続きます。
前編まとめ:まずは今までの学習のヌケモレ苦手をチェック!
特に国数英の積み上げが大事な教科は、いままでの学習内容の習熟度合いを自覚し、ヌケモレのあるところ、苦手なところを学年をさかのぼってでも復習するところから開始するのがおすすめです。
自分だけでは難しい作業なので、保護者の方にも一緒に見てもらって気づきを共有し、対策を考えましょう。