小学生の保護者
「小学校1年生は成績が良くて当たり前と思っていたので、あゆみの評価が案外良くなくておどろいた。
成績を上げるため、なにかこれから対策が必要だろうか。」
長女の公立小学校時代、小1の通知表を久しぶりに見てみましたが、案外良くなかったです(苦笑)。
小学1年生はじめての通知表をドキドキしながら親子で見るご家庭も多いと思います。
期待よりよければうれしいですが、期待外れの場合もありますよね。
通知表に納得がいかないときは、どんどん担任の先生に評価の理由や成績のあげ方を質問するのがお勧めですよ。
子供二人の小学校時代の通知表を見比べてみるといろいろ学年ごとに課題があることがわかってきました。
学習進度に合わせてすこし予習するのが成績アップのポイントですよ。
小学生1年で通知表が悪い場合の見方のおすすめ
先生にも点の辛い先生と甘い先生がいますので、
あまり、神経質に評価にこだわるのはおすすめできません。
正直小学校の先生には、通知表にきっちり点を付ける方と、
子供の顔をみて点数をつけているような感じがする方といろいろおられました。
うちの子も小1の時は、二重丸は半分以下でしたよ。
通知表おすすめの見方
- 教科ごとの差を見比べて、得意不得意を理解する。
- 観点の内訳をみて、できているところとそうでないところをざっと把握する。
評価でわかりにくいことや、評価のあげ方などは
何でも担任の先生にどんどん親から質問するといいと思います。
喜んで教えてくださると思いますよ。
また、小1の場合は勉強の出来不出来以前に学校に慣れるスピードが速い子と遅い子がいます。
小1の間は、学校に慣れることを優先して、毎日学校に元気に行けていれば合格くらいの気持ちでよいと思うのです。
また、うちは二人子供がいますが、二人の小1の時のあゆみを見比べてみると、
第一子よりも第二子のほうがぐんと成績が良いのです。
上の子のやっていることをよく見ている分、
下の子の方が要領がいいんだなと感じます。
第1子のほうが親子ともに初めての学校生活なので、不利は仕方ないんです。
うちの子たちの場合、小3くらいになったら差がなくなってきましたので、
小1小2の成績はあまり気にしなくていいかなと思います。
私的には、親が先生の悪口をいわず、
先生のよいところを折に触れて話題にするのをおすすめします。
子どもが先生を好きになってかわいがられたほうが
通知表が良くなる実感があるからです。
小学1年の学習内容と成績表をよくする勉強方法
小1の学習内容は学校にもよりますが、おおよそ以下の感じで進むことが多いです。
小1の学習内容
小1の学習内容
小1 1学期 国語 ひらがな
小1 2学期 国語 漢字 カタカナ
小1 3学期 国語 漢字 物の名前(小1で学習する漢字は80文字。)
小1 1学期 算数 数字 足し算引き算(繰り上がり繰り下がりなし)
小1 2学期 算数 「繰り上がり・繰り下がり」の計算 2桁の数字の計算
小1 3学期 算数 100までと、100いくつの数字
案外たくさんのことを1年でやるんだなという印象です。
だいたい何を習っているか親も把握しておいて、
テストの出来などからついていけているかを判断してフォローしていきましょう。
ついていけてないところは早めに担任の先生に相談したり、
親が教えてあげたりするといいですね。
入学前準備の家庭学習内容
幼稚園、保育園でまったくなにも勉強の準備をしていないと
ちょっとスタートに時間がかかるかもしれませんね。
勉強の入学準備も多少は必要です。
うちは長女は小1の2学期から書道で字の練習を始めましたが、
保育園の年長から書道を始めた次女の方が、小学1年2年は成績が良かったです。
スタートのことを考えると、年長から多少は小学校の勉強に向けて準備をしておくのがよさそうです。
入学前は、ひらがなで名前の読み書きができて、
ひらがなが一通り読めればよいでしょう。絵本をたくさん読んでおくのもいいですね。
お風呂で数字を一から百、百から一まで言わせる数唱もおすすめです。
入学後小1の家庭学習内容
時計の見方なども1-2年でやると思いますので、アナログ時計をよくみるところに置いておいて、生活時間を意識させながら時計の見方をだんだんに教えるといいですね。
あとは普段の生活でものを数えたり分けたり、ものを計ったり、買い物のお手伝いをしたり、足し算引き算を会話の中にも入れていくといいです。
特に2学期からは、漢字もありますし、繰り上り繰り下がりの計算もありますので、夏休みにすこし予習をしておけると、忙しい秋をうまく乗り切れるかなと思います。
夏休みの宿題をしっかりやって、すこしだけでもプラスアルファの自宅教材をするとなおいいです。
小1の勉強方法
小中学生の家庭学習時間の目安は15分×学年といわれています。
なので、宿題だけで十分15分使ってしまいそうですが、
できれば宿題プラス家庭で取り組む教材が5分から20分くらいできるといいなと思います。
連絡帳やプリントで宿題が出ていると思うので、
親子で一緒に内容を確認して取り組めるといいですね。
さらに、国語か算数の家庭教材を少しやれるといいでしょう。
特に低学年は親御さんがそばについてやらせてあげるのがおすすめです。
学校で習ったことをお子さんの口から報告してもらい、
理解度の確認や、お話をする練習につなげるのもとても大事な復習になります。
我が家の工夫と反省点
字の練習に時間がかかる子、字を書くのを嫌がる子には4Bのハイユニなどのやわらかい上質な鉛筆を試してみてください。
うちの子はそれでずいぶん字が書けるようになりました。
宿題の計算カードをうちの子は嫌がったので、カードをランダムにプリンタに並べてコピーを取り計算プリントにしてやらせたこともあります。
計算式がずらっと並ぶ計算プリントの宿題は、四角く穴をあけた別の紙をかぶせて、一度に一つだけ式が見えるようにしてやらせたこともあります。
これは、一度にいろんな式が目に入って集中できなくなっていたようなので、一つの式に集中するための工夫です。
子どもをよくみて、子供に合わせた工夫をいろいろしてあげるといいと思います。
長女には小1の最初に進研ゼミを試してみましたが、良い教材だとは思うのですが…うちの子にとってはあまりにもいろいろ盛り込まれていてどこを見たらいいのかわからなくなってしまうため、使いこなせなくてすぐやめてしまいました。
市販のドリルやワークも使いこなせず、
小1の頃は結局学校の宿題をやるのが精いっぱいだったと思います。
ここですこしうまく時間をつかって1日10分でも、もう少し国語と算数の力をつけてあげられたらよかったのにというのが私的には反省点です。
いまなら、すららなどの通信教育をつかっているといいのにと思います。
すららについては以下の記事でも詳しく書いています。↓
勉強が苦手な子ども向け小学生中学生通信教育ランキング!すららがおすすめ!
通信教育すららは最短ルートで苦手を克服!難易度調整で勉強苦手な子の学力アップ!
小1勉強についていけないと親が感じたら
小1勉強ついていけないと親が感じたら、まだそんなに焦らなくてもいいと思いますが、できれば小3までに小1小2の内容を身に着けることを意識するのがいいと思います。
まずは、
- 毎日学校に元気に行くこと
- 生活を規則正しくすること
- 先生の話をよく聞くこと
を大切にしましょう。
登下校など安心して学校に通えているか、持ち物はきちんとそろっていて忘れ物はしていないか、小学校の間は普段の生活に親がしっかりかかわってあげることをおすすめします。
すぐにはなんでもできるようになりません。
長女も小4までは毎週のように何かしら忘れ物をしていました。
筆箱やランドセルのうち蓋に忘れ物をしない注意事項を書いたり、持って帰るものの忘れ物は何度も学校にとりに戻ったり、親子で必死で努力して直しました。
何年かかってもよくない習慣は親の責任で直すと腹をくくるのが大事だと思います。
勉強については、まずは
- 学校で習ったことを子供の口から言わせて話をいろいろ聞いてあげること
- 宿題にしっかりつきあってあげること
- 子供の学力や進度に合うすららなどの補助教材をつかって一日数分でも宿題以外の家庭学習をさせること
などがおすすめです。
小1プロブレム対策
小学1年生が、
- 集団行動ができない
- 授業中にじっと座っていられない
- 先生の話を聞くことができない
など、学校生活にうまくなじめない状態になってしまうことを小1プロブレムといって、問題になっているといいますね。
この状況になると、勉強を身に着ける以前の話になってしまいます。
幼稚園や保育園と小学校が連携して対策をいろいろされているときいていますので、だんだん改善されているのかも知れませんが、家庭でも小1プロブレムを防ぎ、改善する工夫はしていけるといいですね!
小1プロブレム対策としては以下のようなことが大事です。↓
- 入学前に通学路の確認と、歩く訓練は大事です。横断歩道のわたり方、共有のものを大事にすることなど、社会のルールやマナーを教えましょう。
- 親や先生のお話をしっかり聞けるように、親も話し方を工夫し、子どもにも話を遮らないなどの話を聞く礼儀を教えましょう。
- 衣服の着脱やトイレの正しい使い方、食事の仕方など年齢に合った生活の自立はだんだん訓練させましょう。
- 時間を守る習慣や時計の見方なども練習していくといいですね。
- すこしずつ机に向かう練習をして、椅子にも慣れて勉強をする体を作っていきましょう。
- コミュニケーション能力を意識して、お友達に親切になれるようにしましょう。
親が子どもにいうことを聞かせようとする前に、親が子供の話をよく聞いてあげるのも大事です。
親子で新生活をしっかり迎えて楽しく学校に行けるようにしてあげたいですね。
まとめ:小1の成績は気にせず学校に慣れることを優先
小1については、通知表やテストでよい成績をとるというよりは、学校に慣れて学校を好きになるための準備を年長からだんだんしていくというスタンスが大事だと思います。
できるたのしさがわかってくると成績も後からついてくるので、学校を楽しむために親が協力するくらいのつもりがお勧めです。
あゆみの付け方についてはこちらの記事でも詳しく書いています。↓
小学校通知表あゆみの成績が付け方おかしい?3段階や5段階の観点評価とは
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